はなみずきクリニックのブログ

 牛久に名所ありと言えば、まず第一に指を折るのが牛久シャトー(シャトーカミヤ)である.点において、異論を唱える人は少ないと思います。風格のあるレンガ造りの歴史的建造物及び手入れの行き届いた広い庭園は、水戸の偕楽園と並び称せられるべき茨城の名所であると言っても過言ではないでしょう。  レンガ造りの大きな建物(内、三棟は国の重要文化財に指定されている)が百数十年の時を経て、所々修理を必要とする箇所もあるようですが、埃を被ったレンガの表面の僅かな凹凸を指でなぞれば、過ぎ去った時間の長さを思わずにはいられないのであります。門を入った突き当りには、神谷伝兵衛記念館」があって、ワイン造りに関する様々な資料が展示されていて、その中にいると嘗てそこで働いていた古の人々の息遣いが聞こえて来そうな気持ちにすらなります。  歴史的にも重要な場所と建物でありながら、入園料を徴収しないのをいいことに、敷地内の庭園を専らもんちゃんの散歩コースとして利用させてもらっています。「はなみずき」からの距離はおよそ一キロです。しばらく前は早朝から門を開けていたので、自由に朝の散歩を楽しむことが出来たのですが、最近は管理上の問題からか、午前9時ごろまでは門を閉ざしたままになっているので仕方なしにその敷地の周囲を経巡って帰ってきます。  土曜日の夕方は当院の外来も午後4時ともなれば、その日最後の患者の診察を概ね終えているので、朝入れなかった敷地内にもんちゃんを連れてゆきます。          人込みの嫌いなもんちゃんは、当初可なりビビって、尻尾を股の間に挟んで尻込みする有様でしたが、最近は堂々その門から中に入って行くことが出来るようになりました。門を過ぎると、眼前に聳える時計塔のある最も大きな建物の中央は、アーチ型をした高さ5メートル余りの通路になっていて、真っ直ぐ進めば、記念館との間に噴水のあるタイルで円形に縁取られた浅い池が見えて来ます。そこは、綺麗な水を湛え、子供たちの恰好の水浴び場となっていました。そんな光景を何度となくもんちゃんと遠くから眺めていた私の心にひとつの思いが去来するのでありました。彼らに許されることがもんちゃんに許されざるべきか。   その日、私たち二人は堅い決心を胸に いつものように正面の門をくぐり、心なしゆっくりと噴水に近づいて行きました。幸い噴水の池には水浴びしている人影もありません。逸る心は徐々に抑制しがたく、リードを強く引っ張る感触を合図に二人は一目散に駆け出しました。そして、もう一歩踏み出せば池の中という所で、手綱を握る手を一気に緩めると、刹那、宙に舞ったもんちゃんの肉体は勢いよくダイブし、大きな水音と共に、水飛沫を上げていました。それはもんちゃんと私の思いが叶った瞬間でした。   池の縁に色とりどりの花の植わったプランターが隙間なく並べられるようになったのは其れから間もなくのことでした。   Mann Tomomatsu                           

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手術のお手伝いのため高山院長ともんど副院長に群馬に来ていただきました。   その日は一歩病院の外に出れば1分もしないうちに額に汗の玉が浮いてくるほどの有り難迷惑な好天気でした。 交通渋滞を予想して早めに出発していたので、かなりの混雑であったにもかかわらず、予定より1時間も早く二人は到着しました。 院長は副院長に是非とも利根川の流れを見せたい、と散歩に出かけたので、わたしも外来の終了を待って二人の後を追いました。   少し前に降り続いた雨の影響で水嵩の増した利根川沿いをやや足早に進んでゆく二人を見つけるのにさほど時間はかかりませんでした。 ところが、駆け足で近づくわたしを尻目に余裕を残したリードの弛みを見切った瞬間、もんちゃんは川岸の草むらから急流の中に突然ジャンプ。 あやうく院長はもってゆかれそうになる状態を後ろに反らして何とか入水を免れましたが、もんちゃんの勢いは物凄く、流れに乗って下っていきます。 もしリードの牽引が無ければ、流れの速さから、彼はそのまま一気に下流に流されて大変なことになったかもしれません。   冷静になった院長は、一転リードを操りながら、もんちゃんに水浴びを楽しむ時間を与えることになりました。 一旦川岸に引き上げても、すぐに催促する副院長の気持ちに任せて、暫くそれを繰り返したあと、3人は病院に向かいました。 手術の後、院長の帰りを待っていたもんど副院長が茨城に元気に戻っていったことは言うまでもありません。 思い掛けず、もんちゃんに水浴びの機会を与えられた僥倖に感謝。(Mann Tomomatsu)    

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7月1日、はなみずきクリニックは開院1周年を迎えました。幸い大過なくこの日を迎えられた幸運を神の無い私も心より感謝したい気持ちになりました。益々、地域医療に貢献出来ることを新たに心に誓うものであります。   そしてもう一つの報告もあります。生後しばらくの間は、もんちゃんは先生のお宅でお世話になり、当院の住人になったのは昨年の11月でした。そして7月25日、満1歳の誕生日を皆で祝いました。案の定少し食べ過ぎたせいか、下痢をしました。   こと程左様に消化器系が余り丈夫でないためか、旺盛な食欲とは矛盾して食べ過ぎた時には、覿面に軟便から下痢になってしまいます。時に便に血液が混じることがあって、周囲の者は仰天しましたが、全身状態は良好で、直ぐに復活し、普段は到って元気です。   ひと一倍彼の健康を気遣っている積もりですが、ついつい刺すような彼の眼差しに負けて食事を与え過ぎる私に責任があります(もんちゃん、御免下さい)。   体重は来院当初の2倍近くになり、誕生日の計測では16.7kgでした。   非常に賢い彼に敬意を表して誕生日付けで彼は副院長に就任しました。彼の主な仕事は私達をなごませてくれること、そして眠ることです。(Mann Tomomatsu)  

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  6月4日、子宮筋腫分娩の手術の為、高山先生に私の勤務する病院に来ていただきました.無論、もんちゃんも一緒です。午後からの執刀でしたが、予定より可なり早く手術が終わったので、少し早目に病院を出ると、我々一行は赤城山に向かいました。目的は、知人の経営する山間のレストランに行くことです。名前は「オーガニックカフェアウル」と言い、主として自家栽培の野菜や赤城山に自生する山菜を料理したものがメニューで、実になんとも評しようのないおいしさを味わうことができるのです。これまでにも、手術に際して何度か足を運び、元来野菜好きな高山先生はもちろん、普段殆ど野菜を口にしない私も此の店の大ファンになってしまったのです。 日没間際の山の稜線は朱色に染まり、流れ行く雲は明暗のコントラストも鮮やかに映して、暮れなずむ初夏の景観を心行くまで堪能することが出来ました。次から次に運ばれてくる料理は口にするごとに一番うまいと言いたくなるように、いずれも実に美味でした。 西の山々に向かって不動の姿勢をとると、もんちゃんの咆哮一声、それはまるで野性に目覚めたかのようでした。 一時間余りの滞在の末、我々は後ろ髪を惹かれる思いで「オーガニックカフェアウル」を後にしました。私は二人が無事牛久に帰ることを祈っていました。   (Mann Tomomatsu)

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  間も無くはなみずきクリニックは、開院以来1年になります。小さな問題は山積しているものの、大過なく事は進みつつある、というのが正直な感想であり、更なる発展の為に、月並みですが、より精度の高い充実した日常診療の実践を心掛けたいと思っています。   クリニック経営の将来に対する漠然とした不安が無い訳ではありません。事を始めた時点からリスクは発生しているということを覚悟しておかなければならず、重要なことはそのリスクの結果が挽回可能な範囲内に止まっていることです。                                 無論、望外の成功を収める僥倖を密かに期待すべくもありません。    当院の外来の壁には、20枚以上の絵が架かっています。いずれも私の手になるものですが、時間のある方には是非ご一瞥頂き、忌憚のないご批評を賜わることが出来れば幸甚と存じます。 これまでに、展覧会に出品したことはありませんが、近々 出展したいと考えています。          7月1日がはなみずきクリニック開院の1周年記念日なら、7月25日はもんちゃん1歳の誕生日です。是非盛大にお祝いをしたいと、今からあれこれ画策しています。      (Mann Tomomatsu)                                                                                                                            

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4月29日、千葉県市川市で日本犬保存会主催の展覧会が催されました。4月にしては暑い一日でしたが、車酔いもせず、先生らに連れられてもんちゃんも見学に行きました。 可なり大規模な展覧会で、参加330頭余り、その7割以上ガ柴犬だそうです。 見る限り出場した甲斐犬は数頭をかぞえるばかりで、これが何れも大型で、もんちゃんよりひとまわりは大きかったようですが、残念ながら上位入賞はできませんでした。     普段もんちゃんは、人の大勢集まっているところ、例えば駅や牛久シャトーなどに行くと、文字どおり尻尾を巻いて後ずさりするほどのビビり体質ですが、展覧会場では比較的落ち着いていたと聞いて一安心です。 ただ、会場では、人も犬たちもどちらかと言えば興奮気味、殺気だった様相すら呈し、余人をして憚らしむるの観であったと聞いています。     もんちゃんは同じく見学していた犬の中に初恋の雌の甲斐犬を見出すと、果敢なアプローチを試みましたが、彼女は虫の居所が悪かったのか、彼を寧ろ威嚇して近づけなかったのでランデブーとはいきませんでした。 もっとも、既に彼女には心に決めたお相手がいて、もんちゃんの思いの丈は虚しく届かない運命にあることを彼はまだ気づいていないかも知れません。だから、彼の恋も展覧会入賞もしばらく先のことになりそうです。  (Mann Tomomatsu)  

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最近、もんちゃんの食事は野菜中心です。たんぱく質と炭水化物に偏っていたメニューでは長生きできないかも知れないと、急に心配になったからであります。     例えば、これまでは鶏ガラを圧力鍋で充分柔らかく煮込んだところに細かく砕いたパンを入れるだけでしたが、更に軽く火を通したにんじん、レタス、キャベツ,もやしなどを細断し鶏ガラにまぜて食べさせるようにしています。 食事のボリュームは断然増えるのでダイエットの効果も期待しています。   野菜も残らず食べるので、調子に乗って、スイカをあげてみるとこれまたきれいに食べてしまいました。 おこぜがきゅうりで釣りあげられる阿川弘行の小説を思い出しました。 くれぐれも、もんちゃんが果物などにつられて見知らぬひとについて行くコトのないように注意しなければなりません。   兎に角いつでも、食事の後でも、彼は食欲旺盛なのであります。 しかし、無論、ただの大食漢ではなく、「これ以上はダメ」と言えばきちんと聞き分けて私たちの指示に従います。 だから、いつでももう少し食べさせてあげたいと思ってしまうのです。 そして、つい、先生の指示を忘れて少し余計に食べさせてしまいます。反省。 (Mann Tomomatsu)     追伸   もんちゃんは益々賢くなってきて、時に、じっと見つめられると人間のように思える事があります。

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久しぶりにもんちゃんがはなみずきクリニックに戻ってきました。長旅の疲れも見せず、駐車場を元気な姿で走り廻る姿を見て一安心でした。何だか此の短期間のうちに随分と変貌し、目つきも心なし鋭くなり、大人びた風情を漂わせていると感じるのは私だけでしょうか。このような機会を与えてくださった先生に心より感謝申し上げる次第であります。第129回天然記念物指定甲斐犬愛護会展覧会の審査結果は24頭中第7位と、先生と、先生にご同行されたお母上にとっては、少し残念な結果であったかもしれませんが、次に機会がありましたら何卒お見限りなく、もんちゃんを宜しくお願い申し上げます。少しかわいそうですが、心を鬼にしてみんなで躾けたいと思います。大変御世話になりありがとうございました。(Mann  Tomomatsu)  

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 四月五日の展覧会出場に備えてもんちゃんは合宿中です。彼のいないガレージには、食いちぎられたダンボールが散乱しているばかりで寂寥感さえ漂わせ、既に、当家の一員として、充分な存在感を示していることを改めて実感しています。必ずしも従順とはいえないその立ち居振る舞いが彼の持ち味かもしれませんが、先生の指導に逆らって傍若無人に振舞う様子をつい想像してしまいます。しつけの甘さの責任は我々にあります。申し訳ありませんでしたとお詫びを申し上げつつ、彼の上にもたらされる僥倖をひたすら願うばかりです。たとえ賞を取れなくても心からこの「合宿生活」を労ってあげたいと思います。(Mann Tomomatsu)  

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  3月28日  ここしばらくの間、もんちゃんは腹の具合が悪く、軟便続きでしたが、昨日,今日と正常に戻って一安心です。便の量が少ないのは、コンテストに向けて摂食量を抑えて少し体重を絞り気味にしているからです。これは、甲斐犬のブリーダーの先生からのご指導ですが、食べたそうにして近づいて来るのを無視するのは大変辛いもので、、食べさせてあげたい誘惑に打ち勝つのも、なかなかの忍耐です。4月5日のコンテストに向けて、もんちゃん頑張れ。(Mann Tomomatsu)  

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