もんちゃんももう2歳
8月 8th, 2010 by info
7月25日、もんちゃんは2度目の誕生日を迎えました。体重は16.7kgと、一昨年の11月初旬はなみずきクリニック[来院」時に比べれば、二倍近くになります。この間の彼の成長は肉体的には勿論、情緒的にも非常に安定していて、夜、訳もなく啼いたり、人を咬んだりというようなこともありませんでした。外来中ガレージに繋がれているときに何度か吠えたことを記憶していますが、それも直になくなり、診療が5時間以上に及ぶ事があっても、ひたすら隣のガレージでおとなしく終了の時を待っているのです。微妙に雰囲気を読み、TPOをわきまえている点は、人間でも中々出来る芸当ではありませんし、常々私は彼に感心させられます。
しかし、彼の日常行動の中で不可解なことがひとつあります。元気に門の外に飛び出して行っても、突然足が止まり、今来た道を引き返そうとしたり、逃げるように脇道にそれたりすることがあるのです。そういう時は決まって進行方向に幼稚園児や小学校に通っているような年端のゆかぬ子供がいるのです。或いはその姿が見えなくとも声がするだけで同じような行動パターンをとるのであります。だから、頑として、てこでも動かないような場合は結構重くなった彼を抱っこして子供らのいなそうな場所まで連れて行かなければなりません。以前、子供らにいじめられた事があるとかいう体験などはないばかりか、殆ど生まれつきそうだったような気がします。
そんなことを何度も何度も繰り返す内に、私にはひとつの確信が芽生えてきたのであります。これはどうも彼の前世と関係があるのではなかろうということです。しかも、彼を見た人なら誰もその風貌を端正と言い、これに異を唱える人にあった事がありません。そして、じっと見据える眼差しは恰も人のそれのようなのであります、それも可なり高貴な。つまり、彼はその前世でどこかの国の見目麗しき王子であった日々を送り、その多くを戦いに明け暮れたのです。国家のためとは言え殺戮の限りを尽くし、後に生き残ったその遺児達の復讐にあって若くして命を落としたのではないでしょうか。その時の恐怖の体験が今ももんちゃんの中に魂の記憶として残っているのではないかと私には思えてなりません。罰として、現世彼は畜生界に身を置いているのですが、神は彼の中にに前世の遺物をいくつか残しました。
残念ながら、犬の寿命は人間のように長くはありません。だから、こうして一緒に居られる日々を大切にし、出来るだけ元気にいられるよう彼を取り巻く者達で心遣いをしつつ育んでゆこうと改めて心に誓った彼の誕生日でした。犬の最高齢の記録は甲斐犬で、25歳というのがあると聞いています。 (Mann Tomomatsu)
そうですか。。
以前は,ボクも 猫・犬 と一緒にいたのですが
† するたびに,悲しくなり
今は 止めています
ロゴ 良いですね。。
kemaさん、こんにちわ。ロゴはTomomtsu先生の原案でInkscapeでかきました。